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歯周病について
2015-07-18 Sat 16:33
最近、おうちのワンちゃんやネコちゃんの口の臭いが気になりませんか?

・歯ぐきから血が出ている
・歯が黒ずんで茶色になっている(歯石が形成されている)
・口臭がひどい
・食事を食べようとしない、あるいは噛みにくそうにしている
・食べ物をうまく噛めない
・足を口に当て不快そうにしている

これらに当てはまる項目があると、もしかしたら歯周病にかかっているかもしれません。


★歯周病とは
歯周病は成熟した犬と猫に多くみられる病気で、口の内の細菌によって引き起こされる感染症です。
3歳以上の子の約80%が歯周病に感染しているというデータもあります。


最初は、歯の表面に歯垢・歯石が付着して歯肉が赤く腫れ歯肉炎になります。初期の段階では症状が軽いのであまり気付かれません。
しかし、そのまま放置しておくと歯肉炎は徐々に進行し、歯周炎になります。歯周炎になると歯肉がひどく腫れたり、歯がグラグラになったり、口のにおいがひどくなったりして、お口を痛がることもあります。

さらに進行すると、歯根が化膿し目の下から膿が出てきたり(根尖膿瘍)、鼻から膿や血がでてきたり(口鼻フィステル)、下あごの骨折(顎骨の融解)が起きたりとかなり大変なことになりえます。

さらに進行が進むと心臓や腎臓、肝臓にも悪影響を及ぼす恐れがあります


犬や猫の口腔内は歯周病菌が好む環境のアルカリ性ですので、歯垢・歯石がつきやすく、石灰化が起こりやすいことが特徴です。そして一度歯石になってしまうと容易に除去できなくなってしまいます。


歯石が付着し「歯周炎」に進行している状態であれば、超音波スケーラー等を使用して、歯石を除去する必要があります。ワンちゃん、ネコちゃんの歯科処置を行うには全身麻酔が必要なので、麻酔下での処置が可能かどうか、術前検査(血液検査・X線検査等)を行い、基礎疾患の有無とその程度を確認します。


★予防するには?
歯周病の原因は歯垢中にいる細菌なので、歯垢を付着させないことが
最大の予防法となります
最も効果の高い予防法は、歯磨き(ブラッシング)です
とはいえ、いきなり歯ブラシを口のなかに入れようとすると、嫌がってしまいます。まずは口の周りを手や指で触れることから始めてみてください。

口まわりを触らせてくれなかったり、ブラッシングが難しい場合は、おやつ感覚で与えられ、歯石除去効果のあるガムや舐めさせるだけでもよい専用の歯磨き剤などもあります


歯石がまだついていない若いワンちゃんやネコちゃん、あるいはしっかりと歯石除去を行った場合は、その後の付着を予防するため、デンタルケアに取り組まれることをおすすめします。


大切なことは早期に異常に気づき、ひどくならない前に、治療することです。
犬、猫は歯がなくても人間ほど困らないとはいえ、やはりできるだけ長く健康な歯を保ってあげたいものです。
しっかり管理してあげましょう

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