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猫の混合ワクチン
2016-01-20 Wed 17:31
こんにちは、サルビア犬猫クリニックです

今年は暖冬と言われていましたが、ついに雪が降りましたね
雪を見るとテンションが上がる反面、路面が滑りやすくなっているので転倒やスリップなどの怖さもありますね
また、交通機関への影響も大きく、雪かき作業も結構な体力を消耗するのでなかなか喜んでばかりもいられないですよね

どうやら週末から最低気温にマイナスがつくほど寒くなりそうなので、皆様も十分気をつけてください!



この時期、風邪をひいている人やインフルエンザにかかる人などが多くなりますが、鼻水やくしゃみをしているねこちゃんを見かけることも多いのではないでしょうか?
冬は空気が乾燥しているので、鼻やのどの粘膜が弱まり、細菌やウイルスの侵入に対する抵抗力が低くなります


私たちはそういったウイルス性の病気にかからないようにマスクをしたり、うがい・手洗いをしたり、ワクチン接種などで予防しますよね。ねこちゃんたちのも混合ワクチンの接種で様々な感染症から予防することができます


そこで、今日はねこちゃんの混合ワクチンについてお話したいと思います。


混合ワクチンは、一旦感染してしまうと治療が困難な伝染病を予防するために行います。


~予防できる感染症~
・猫ウイルス性鼻気管炎
ヘルペスウイルスが原因で起こります。人の風邪の症状に似ていることから猫風邪と言われることもあります。
猫カリシウイルス感染症と混合感染することが多く、冬によく見られ、子猫の時期にかかりやすいのが特徴です。

ひどいくしゃみや目やに、鼻水、咳、発熱、結膜炎などの症状が現れます。
また、下痢などの症状が出る場合もあり、食欲不振から急激な衰弱や脱水症状が起こり亡くなる場合もあります。 

くしゃみなど飛沫感染や感染した猫の分泌物(排泄物、鼻水)から接触感染します。

また、症状が治まっても体の中から完全に消えることなく、神経節にウイルスが存在するようになります。
例えば妊娠や出産など体に大きな負担がかかって免疫力が低下した時に再発することがあります。
このような猫をキャリアーと呼び、ウイルスキャリアーとなって、他の子に病気を伝染し続けることもあります


・猫カリシウイルス感染症
かかり始めは猫ウイルス性鼻気管炎と似た症状が起こり、ひどくなると舌や口に水泡や潰瘍ができたり口内炎ができ、大量のよだれがでることがあります。さらに悪化すると肺炎を起こし、亡くなる場合もあります。
空気感染もしくは感染した猫の分泌物(排泄物・鼻水・目やになど)から接触感染します。
特に子猫や老猫、衰弱したねこちゃんは注意が必要です。

また、持続感染することが多いのでウイルスキャリアーとなる可能性があります。


・猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)
猫のパルボウイルスが原因で発熱・嘔吐・血便・下痢などの症状が現れます。
特に子猫や若い猫が発病しやすくウイルスに感染してから短い潜伏期間で急に症状が出ます。
また、伝染力が非常に強いウイルスで、死亡率が高い病気です

感染した猫との接触や、感染した猫の排泄物や吐物で汚染されたものとの接触でも感染します。
人の服や靴などの間接感染もあるので、室内飼いであっても感染する可能性があります。


・猫クラミジア感染症
クラミジアは、細菌とウイルスの中間に位置する小さな微生物が病原体による感染です。
結膜炎、鼻水、くしゃみ、咳などの症状が現れます。
症状が悪化すると肺炎になることもあります。また、不妊や流産の一因にもなります。

感染した猫との接触によるもので、この菌が口、鼻、目より侵入し感染します。
多頭飼育の場合は、一匹が感染すると、全員にかかる可能性があります。
感染すると、全身的に存在するようになるので、分泌液や糞便中にも、クラミジアを排出することになります。


・猫白血病ウイルス感染症
レトロウイルスが原因で食欲不振、体重減少、下痢、発熱、口内炎、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
感染している猫の唾液、涙、血液、乳汁などに含まれており、猫同士の毛づくろいやケンカなどで感染します。
また、出産の際にも感染したりします。



当クリニックでは3種混合ワクチンと5種混合ワクチンを扱っています。

3種・・・猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症
5種・・・猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫クラミジア感染症、猫白血病ウイルス感染症


完全室内での飼育の場合は3種で、外に出る子は5種をお勧めします


そのほかに猫免疫不全ウイルス感染症という 「猫エイズ」と言われる感染症があります。
ウィルスを持つ猫とケンカし、その咬み傷から感染してしまいます。感染は外で生活しているねこちゃんに多くみられます。症状は下痢・発熱・口内炎・リンパ節の腫れがみられ、発病すると病気に対する抵抗力が弱まり、色々な病気も併発しやすくなります。
また、感染してから発病までの期間が大変長いため、その間は見かけ上健康に見えますがウイルスが唾液中に現れるので、他のねこちゃん達の感染源となってしまいます

猫免疫不全ウイルス感染症に対するワクチンはありますが、感染した子は外には出さないように室内で飼ってあげることが1番の予防になります。感染した猫と感染していない猫がいる場合には、できるだけ接触は避けるようにしましょう。



ワクチン接種で完全に感染症から予防できるわけではありませんが、たとえ感染しても軽い症状で済むことが多いです。
一歩も外に出ることがない完全室内飼育のねこちゃんの場合でも飼い主さんが外出して他の猫と接触すれば、そこから病原体が持ち込まれることもあります。
他のねこちゃん達に感染させないためにも、ワクチン接種をおすすめします



感染するウイルスの種類は異なりますが、部屋の空気の入れ替え、湿度や温度を管理するなどの生活環境を見直す事で、飼い主さんもわんちゃん、ねこちゃんも感染を防ぐ事が出来ます。
日頃から健康管理もしっかり行ってウイルスの抵抗力をつけておきましょう



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あけましておめでとうございます
2016-01-05 Tue 17:01
あけましておめでとうございます



皆様はお正月をどのように過ごされましたか
帰省された方や海外に行かれた方、はたまた寝正月だった方もみえるのでしょうかね??




今年もより一層良い診療とサービスをご提供できるように精進してまいりますので
よろしくお願い致します


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