こんにちは、サルビア犬猫クリニックです。
気がつけばもう10月もあと5日で終わりですね。
今更ですが、ハロウィン柄に変えてみました。
いつのまにか大きなイベントの一つになっていますが、最近は子供や大人だけでなくワンちゃんやネコちゃんにもハロウィン用の衣装がありますよね

年々デザインが増えているようなので、着用させている方も多いのでしょうかね?
ハロウィンといえば、かぼちゃですね!

かぼちゃのプリンやケーキなどお店で見かける機会が多くなってきましたが、秋は栗や柿、サンマなどおいしい味覚がたくさんありますね!
ついついたくさん食べているとじーっと欲しそうな目でワンちゃんやネコちゃんに見つめられていたこと、ありませんか?

思わずあげたくなっちゃいますが、人の食べ物やおやつ、ごはんの量をたくさん与えていると、気が付いたら肥満になっていることが!

そうなると病気にもかかりやすくなってしまいます!
まず肥満とは?体の構成成分のうち、脂肪の割合が過剰に増えてしまった状態のことをさします。
また適正体重の
15%を超えた状態も肥満と言われています。
例えば適正体重10㎏の犬が11.5㎏になってしまうと肥満となります
以下のチェック項目に当てはまったら、肥満かも??⬜︎ 1歳の時より体重が重い
⬜︎ 運動したがらない、動きが鈍い
⬜︎ 人の食べ物やおやつをあげている
⬜︎ 毎日の食事量を決めていない
肥満によってかかりやすくなる病気
・関節や靭帯の疾患
・抵抗力の低下
・糖尿病
・心臓病
・呼吸器疾患
・皮膚疾患 など
肥満は寿命までも短くすると言われ、日常生活や健康に悪影響を及ぼします。
どこからが肥満と言えるのか?毎日一緒にいると太ってきたことに気づきにくくなってしまいます。
ここで、ご自宅でもできる肥満度のチェックを紹介します。
①上から見た時の見た目
腰のくびれがあるかないかをチェック!
・くびれがわかる→標準体型
・くびれがわかりずらい→ぽっちゃり
・くびれがない→肥満かも。。。

②横から見た時の見た目
・腹部にへこみがある(犬)、ごく薄い脂肪に覆われている(猫)→標準体型
・腹部にへこみがない(犬)、丸みを帯びておりやや厚い脂肪に覆われている(猫)
→ぽっちゃり
・腹部は張り出し垂れ下がっている(犬)たっぷり脂肪がついている→肥満かも

③触った時
前足の付け根から腰に向かって手のひら全体で触り、肋骨が分かるかどうかで判断します。
・肋骨の凹凸が分かる → 標準体型
・かろうじて肋骨の場所が分かる → ぽっちゃり
・肋骨が触れない、どこにあるか分からない → 肥満かも…

これだけで肥満かどうかは確定できませんが、一つの判断基準となります。
太らせないためには?★
食事について肥満の多くは、ごはんやおやつの与えすぎが原因です。
摂取カロリーが消費カロリーを超えてしまうと肥満につながります。
パッケージに書かれている給餌料はあくまでも目安です。年齢や体質、生活環境などで変わってくるため体重の増減に合わせて食事の量は調節しましょう。

★
適度な運動ワンちゃんにとって、お散歩やボール遊びなどの運動は肥満予防だけでなく、
ストレス発散や飼い主さんとのコミュニケーションをとる大切な時間となります。

ネコちゃんの場合、ご自宅で遊んであげたり、家具などの置き場を工夫して上下運動ができる環境をつくって日常生活に運動を取り入れてあげましょう。
★
定期的な体重チェックご自宅の体重計で抱っこしながら飼い主さんと共に計り、後で飼い主さんの体重
を引けばワンちゃん、ネコちゃんの体重が分かります。
人間の体重が500g増えても気にしませんが、ワンちゃん、ネコちゃんにとっては
大きな数字です。
自分たちで食事を選択したり、体重管理をすることができないワンちゃんやネコちゃんに代わって私たちがしっかりと管理をし、楽しく健康に過ごせるようにしていきましょう。
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